小川哲著。23年刊、新潮社。86年千葉生まれ。東大院、博士課程中退。
3年で理系から文転している。初読み作家。
学生時代にデビュー。連作中編集といったらいいのか・・
6つに分かれている。
哲学専攻のようで、知らない学者、作家のこともあるが
思ったよりよみやすい。いくつかの賞の受賞歴。
22年「地図と拳」で直木賞受賞。上下、500ページはあり、
長いのでやめた。SFっぽさもあり、著者はゲームも好き。
本著は自身の学生時代から就活をしないで生きるとは・・を書いている?
でもフィクション。地名、映画、署名などは実在で書かれている。
彼女のことも経験からか・・
村上春樹に少し似ているかもしれない。
Gマルケスの「百年の孤独」の初めの一文が出てくる。
これを20歳の時に下北沢スタバの地下席で読み感動した。
氷の話し。ここからも物語が始まる。
理系なので理屈っぽさもある。何回も反芻して書いている。
「君のクイズ」は映画化されたよう。
これ新宿の書店でみたら、短めなので読んでもいいと思った。
「読書とは本質的にとても孤独な作業だ。
同時に楽しむことはできない。たった一人で経験する」映画、演劇とは違う。
私が日課で1時間練習のピアノも、孤独な作業。誰も聞いていないから。
一人で楽器弾き、読書と似ていると思った。
「不特定多数の人に好かれることは、同時に不特定多数の人に嫌われるということだ」
とあるが、これはそうでもないこともあるのでは・・
漫画家と37歳位で結婚。SNSの話しも多く、自身も動画などに出ているよう。
装丁の多色リボンの束、デザインされた装丁。
内容を表現している気がした。